USB Power Delivery(USB PD)とは
従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5W、バッテリー用途の充電規格USB BC(Battery Charging) 1.2では、7.5Wまでの電力供給が可能でしたがUSB PDでは100Wまでの受給電が可能となりました。これにより従来対応できなかったタブレットやノートPCなど、対応機器が大幅に拡大するとともに、モバイル機器への急速充電(充電時間の短縮)も可能となりました。
USB Power Delivery規格に対応したUSB Type-Cケーブルのメリット
1.ノートパソコンなど大型デジタル機器への電力供給が可能
2.急速充電が可能
3.供給側と受給側をスワップできる
4.電力供給と映像出力を1本のケーブルで行うことが可能
USB Power Deliveryのトラブル対策
USB Type-C最大のメリットともいえるUSB Power Deliveryですが、ひとつだけ注意しなければいけないことがあります。実は、USB Power Deliveryの能力を発揮させるためには、ノートパソコンやスマートフォンなどの機器、充電に使うモバイルバッテリーや充電器、使用するケーブル、全てがUSB Power Deliveryに対応している必要があります。
全てのUSB Type-C ケーブルがUSB Power Deliveryやオルタネートモードに対応しているわけではないので例えばノートパソコンと充電器がUSB Power Deliveryに対応していてもUSB Type-Cのケーブルが対応していなければ大容量・急速充電ができません。
大容量・急速充電のためにはUSB Power Deliveryに対応した機器・充電器・ケーブルが必要となります。
USB Power Delivery -充電時間一覧
USB-C Power Delivery 3.1は、最大240Wの出力に対応
最大240Wの電力を供給できるUSB-C PDは、Eスクーターや電動ハンドドリルなどの大型デバイスの充電も可能です。